今日は筑波山の麓、酒寄地区のミカンの話題です。
酒寄地区といえば、ミカンの商業的生産可能な北限産地。
平地から山へと上っていく暖かい空気と、筑波山から下りてくる冷たい空気が混ざり合い、それがミカン栽培に最良の気候条件になっているそうです。
ということで、今回は酒寄観光みかん組合長の酒寄進さんに『酒寄みかん』についてお伺いしてきました。お忙しいところご協力いただき、ありがとうございます。
まず、私たちが園内で目にしたものは・・・・、
辺り一面のミカンの木!!・・・そして、
ワンちゃんのお出迎え。大人しくてかわいいですねぇ(^-^)
さて、ミカンと一言でいってもその種類は様々です。酒寄のみかん園にもいろいろな種類のミカンが栽培されています。まずは有名な、これ。
『福来(ふくれ)みかん』。筑波山麓で栽培される野生種で、日本書紀に記載されているほどの歴史があるそうです。香りの良さは温州みかんとは格別の差があり、皮は七味唐辛子などにも使われているのです。
名前の由来は、皮がぷくっと膨れるから。縁起をかついで、福が来る=福来みかんとなったそうな。
酒寄地区で本格的にミカン栽培が行われるようになったのは約40年前からですが、この福来みかんの木は、150年以上前からあるとのことです。
こちらは『興津(おきつ)』という種類の温州みかん。一見、「ちいさッ!」と思いきや、実はバリエーションを増やすために大きいものと小さいものを作っています。興津は糖度が高く、と~っても甘いのです。
ジャーン!!なんと小さい興津は皮も薄いため、皮ごと食べられます。まさに『そのまんま、まるかじり』!実の甘みと皮の香ばしさが何ともベストマッチ。まだ食べたことない人は、ぜひ一度お試しあれ!
その他にも育てやすく収穫性の良い『宮川』などの種類のミカンがたくさんあります。
長年、枝の剪定や施肥、消毒、摘果作業で試行錯誤を繰り返し、ミカン狩りの季節には上質なミカンを作りだしているのです。そんな上質なミカンを購入~。
酒寄地区には現在9軒のみかん園があって、11月~12月の収穫時期にはたくさんの観光客が来ています。
入園料は組合で決められており、一律の金額。園内はみかん食べ放題になります。
初めて来られた人だと、みかんを取る時に枝を切ったりしてしまう人がいるそうです。木はとてもデリケート。マナーを守ってみかん狩りを楽しみましょう!
コメント
■2008/02/12 @ 12時28分30秒
now fountain ( / ) (IP: 210.148.86.3)
先日,実家の両親とひなまつりを見にいった時に,ペンギンで昼食をとりました。
そしたら,酒寄みかんを使ったデザートが。
個人的には「温かいソース」は添えてない方がよかったけど,そうか,酒寄みかんはデザートにも良いのだ,と気づきました!